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【その4】10年で回収するアパート経営

私は現役時代、アパートの販売を担当したのが長かったため、それに伴う色々な企画を作りました。自分年金として、定期借地権活用、トランクルーム、太陽光発電など。ちなみに定期借地権を活用したアパート経営は、全国で始めて私が経営して、たくさんのアパートを販売することができ、社内でも色々な部署からノウハウを聞こうと営業マンがやってきました。

アパートの設備をオール電化に切り替える流れを最初に広めたのも私ではないかと思います。

当時、アパートを建築する時、台所や給湯、暖房のエネルギーは、大半がガスを利用していました。それもプロパンガスがほとんどでした。それは建物を造る時ガスの販売業者と提携して、ガス供給を条件に配管工事やエアコンなどを無償で設置工事してくれ、全体工事費のイニシャルコスト(初期経費)を下げていました。

これは建て主サイドに立った考えです。入居者は、イニシャルコストを回収するため、ガス利用料金に上乗せされた高いガス料金を支払っていました。

これをすべてオール電化に切り替えました。

当然ながら、ガス業者からの抵抗もありましたが、時代の流れと理解をしてもらいました。

 

なぜオール電化に切り替えたか

当時、個人住宅のオール電化の新築での普及率は、お客様比で約95%一般の個人住宅で75%でした。

一方、アパートのオール電化普及率はわずか5%でした。

これを電力会社の担当者から聞いて私なりに解釈して思ったことは、これからの子供たちは、将来独立してアパート暮らしをする時、確実にオール電化のアパートを条件として選ぶだろうということでした。なぜならば、これからの子供たちは、幼い頃からオール電化の生活に慣れ親しんでいます。もっと言えば、火を使ったことのない子供の世代も現れるかもしれないからです。

今では、私が勤めていた地域の積水ハウスのアパートでは、オール電化が99%の普及率になっています。

 

出典:自分流「自分年金」の実践法(文芸社)齊藤正志著より

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